• 無明 長夜

NOTHING HAPPENSを終えて

2019/10/24~2019/10/26 の3日間。

デザインフェスタギャラリー原宿さんにて初めての個展を開催しました。


開催します。という記事はよく見るものの、終えた後の詳細を書く人をあまり見なかったので。

私は素直に感じた事とか、色々書こうと思います。



どんな個展だったのか


散々色んなところで書いている内容ではありますが。

NOTHING HAPPENS とは、”何も起こらない” を意味します。


過去記事に企画当初の思いなんかは書いていますが、ざっくりと発端を言えば悔しさが始まりでした。

試行錯誤して出したとあるコンペの結果に、自分の実力のなさと、出来レースとも取れるような残念な内容。


初めて、コンペに向けて製作をしたこともあって当時は結構ショックを受けたもので、そこから「何も起こらない」

という言葉が下りてきました。



発案当時は2019年の5月頃だったと記憶しています。

そこから1か月後くらいにギャラリーの予約をとり、発案から5ヶ月後に開催しました。


この5ヶ月の準備期間が長いのか短いのか、私には分かりませんが。

思い立ったが吉日と、思いついてから製作に入るまでは1ヶ月も経っていなかったと思います。


当初、”何も起こらない” というワードに込めたのは写真に求めがちなストーリーを止めてやろう。

というものでした。


作り進めて行く中で、自分の表現の中で伝えたいことに向き合い

メッセージは持つべきだと、変化していきました。



最終的にこの作品で表現したかったことは、一言に収まらないものにはなってしまいましたが

踏み出すことを躊躇した一歩があったとして、それに対して我々はちゃんと向き合うべきではないだろうか。

という思いがあります。


作品たちそのもののストーリーはどれもネガティブな結論に至っていて

それぞれが「何も起こらない」となるものでした。


私たちは日々何かに期待します。

一切の労力をかけず、ただ偶発的に起こるかもしれない奇跡に何故か強い信頼と希望を抱きます。

なあ、本当にそれでいいのか?と、見る方々の肩に揺さぶりをかけられていたのなら、私としては本望です。


作品たちに関しては、近日中にここ、無明長夜のサイトで公開する予定ですので

個展にご来場いただけなかった方や、今このNOTHING HAPPENS の事を知った方に見て、感じていただけると幸いです。



個展を終えて、良かったと感じること


ここからは、これからあのギャラリーを利用しようと考えている方や、

個展をまだやったことのない方なんかに向けてよかった点を箇条書きにて書いていきます。



■ギャラリーに対して( 使用スペース:EAST 1-C )

・建物の正面入り口からすぐのスペースなので、人が流れて来やすい

・スペース内の窓を開けることで他のスペースなどとの行き来に使用でき、人が流れて来る

・他のスペースにはない、備品を置く箇所や収納がある

・立体物や物販品等を展示したりできる高さのスペースがある(テーブルがいらない)

・他スペースと比べて費用が安い

・ギャラリースタッフの方々が非常に丁寧で親切

・来場者の過半数が外国人観光客のため、特にサブカルチャーへの興味関心が強い彼らはイラストなどは購入してくれる傾向にある(どのスペースでも共通)

・他の展示やイベント、飲食店などが同時に行われているため、そこから流れで見に来てくれる方が多い



■個展を行った事に対して

・単純に自身がつく上、実績となる

・展示品は再利用が可能なので、機会があれば再び行う際の速度が出やすい

・直接感想を貰えることは、インターネット上での評価の何倍も嬉しい( 体感はいいね × 1000 )

・無の状態、知人友人等の先入観がない状態で自分の作品を見てもらえる

・イメージだけでは得られない反省点や改善点が見ることができる

・メッセージノートは置いた方がいい、一言もらえるだけで非常に嬉しくなる

・非常に神経をすり減らすが、自分の作品が壁に並ぶ様を眺める楽しさは画面上では味わえない感動と楽しさである


個展を終えて、悪かったと感じること


前項でよかったと書いたところに対して悪かった点として書くところも多少ありますが

こういう情報も事前にわかっていれば良かった。だけで済むかも知れないかなと思うので。

素直に感じたことなんかも書いていきます。



■ギャラリーに対して( 使用スペース:EAST 1-C )

・スペース内の窓を開けておくと、単純な通路にされてしまい作品を見てもらいにくい

・窓開けておくと、飲食店の客の声や匂い(タバコやお好み焼きの匂い)、音楽(飲食店の店員が流している?)が入り込んできてしまう

・常に展示が行われているので、次に利用を考えている人が作品ではなく部屋を見に来る

 (人が在朗しているのに堂々と部屋の使い方についてを検討されていたおばさま三人衆を私は忘れません。)

・このスペースに限ってだが、部屋が狭く、入り口から中が見えにくい(あっ、人いる。ってなると逃げられたりします。日本人らしい)

・アートを見ようとして来る人の方が少ない

・雨が降ると異常に人の入りが悪い(目的地にされにくいからか)

・このギャラリーでは写真の展示は規模やジャンル問わずとにかくやってる人が多いのであまり止まってみてくれる人がいない

・女性が在朗しているとやたら話しかけるおじさんが現れることがある(ナンパ + マウント)



■個展に対して(できなかったこと、反省点)

・自己紹介や個展のテーマについてをスペース内で紹介するべき

・テイクフリーは結構好評なので、量があった方がいい

・物販も可能であれば小物はした方が作品もついでに見てもらえる

・メッセージ性が強いのでBGMがあった方が良い

・映像や楽曲作成が満足できる領域にならず、公開できなかった

・名刺の内容を変え忘れていた

・入りにくい空気、話しかけにくい空気が出てしまう(見た目)

まとめ


至らない点も沢山ありましたが、とにかく思うのはやってよかった。です。

私にとってこの個展は「何も起こらない」には至りませんでした。

ちゃんと得たものがあって、見えた先があって。


友人らは、個展をやること自体を「すごい」と、褒めてくれましたが、やってしまうとなんてことないのです。

やるまでの私も、誰かの個展を見に行っていたら同じ感想だったでしょう。


つまりやったもん勝ちです。


お金さえ出せば、あとは否応なしにその日はやってくるのですから。


そしてなんとなく思い付きで、当日コンビニで買ったノートをメッセージノートしておいたところ。

「かっこいい」のメッセージをいくつもいただきました。


もちろん私本人に対するものではなく、作品に対してですが。

先入観を持たずに、もらえる感想は非常に新鮮で、嬉しいものでした。


誰が待って居ようと居なかろうと、半年に一回とか出来るのか分かりませんが、来年も必ず何かやります。


写真を期待していただいている方は離れてしまうのかも知れませんが、私は写真家ではないので、

きっと次は写真展ではありません。


”写真も” あるかも知れませんが

私にとって写真は表現手段の一つに過ぎないので。


今回できなかったことも引っ提げて、誰かの心を揺さぶる作品を私はこれからも作っていきます。

どうぞよろしくお願い致します。



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